スラックライン(SLACKLINE)とは

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ドイツで開発された幅5cmのベルト状のロープの上を歩いたり、ポーズしたり、跳んだり跳ねたりしてからだ一つでバランスをとるスポーツです。 とても集中力をつかうため、マインドフルネスを実践しやすく、短時間で運動不足やストレスの解消にも効果があることから、中年層(20代後半〜50代)に注目を受けています。

スラックラインの種類(ジャンル)

スラックラインは設置する場所、テンション(張力)、長さ、目的によって様々な遊び方ができるのが最大の特徴である。長さ20m〜30m高さ150cm程度のラインの伸縮を利用しアクロバティックな技を行うトリックライン、長さ50〜100m以上のゆるく長いラインの上で歩行を楽しむロングライン、高さ10m以上の高所で精神的なコントロールが求められるハイライン、水面で楽しむウォーターライン、全くテンションをかけず垂らしたラインに乗るロデオライン、スラックラインの上でエクササイズを行うスラックラインフットネス、ヨガを行うヨガスラックラインと様々なジャンルがあります。

多くのジャンルがあるため、初めは高さ30cm程度長さ5m〜10m程度のラインを歩けるようになることが基礎になり、そこから上記のジャンルを楽しむことができ、自分にあったスラックラインを探すことができるのが特徴でもあります。

トリックライン(trick slackline)

スラックラインの代名詞といっても過言ではない、スラックラインの競技で有名なジャンル。現在世界を見ても日本が最強であることが2022年ドイツ開催のワールドカップで証明されました。

ロングライン(long slackline)

長さ30m以上のスラックライン。歩くことがメインで経験者や年配者に人気があるジャンルです。世界記録は2000m以上。日本では実践できる場所が限りなく少ない。

ロデオライン(rodeo slackline)

最もスラックラインの設置が容易で手軽に楽しむことができるジャンルであるが、中級上級者向けと難易度は高め。しかし今後ロデオラインも人気が出てくるジャンルと言える。

ハイライン(high slackline)

命綱をつけ、高所に張ったスラックラインのジャンルである。メディアでは芸能人が挑戦したなどをきっかけに、愛好者が少しずつ増えている。海外ではハイラインがスラックラインの代名詞である。

ウォーターライン(water slackline)

川や海、湖など水の上に張ったスラックラインのことである。風や波の影響で地上より難易度が高いが、夏場は好んでウォーターラインをやる方も多い。

フィットネススラックライン(fitness slackline)

スラックライン特有の縦と横の揺れを活かした健康増進プログラムである。女性に人気もあり、短時間で効果的なエクササイズを行うことができる。

スラックラインのことをもっと知りたい人はこれより先もご覧ください。

スラックラインの歴史

1960年代、アメリカヨセミテのクライマーが雨の日に岩登りが出来ない時にバランス感覚を鍛える為に始められたと言われています。2007年ドイツのIDスポーツ社がギボンスラックラインとして、誰にでも簡単に設置出来る様に商品開発しました。そこからヨーロッパを中心に爆発的に広まっていき、今では世界中の人々に楽しまれています。
2010年ごろ日本に本格的に上陸し、現在では約4万人の競技や愛好家が存在し、各メディア等にも注目され、オンピック正式種目化に向けて活動する団体もあります。
競技としてもっとも盛んで、毎年全国各地でスラックラインの競技会が開催されており、世界大会で活躍する日本人もおり、世界でも有数な競技層が暑くレベルが高いのも日本になります。

スラックラインの設置方法

一般的には木と木の2点間にスラックラインを張ります。最近ではアンカーと呼ばれるものを地中に埋め込むことで支点をつくる方法も開発されています。
初心者は安全面から長さ3〜5メートル、高さ30センチメートル程度から練習する事が推奨しています。室内用器具(移動式スラックライン )のスラックラックも市販されている。

木をアンカーとする場合は、細い木や弱った木は避けること。木の直径は25cm以上が望ましいとされる。木にラインを巻く際は、ツリープロテクター、ツリーウェアなどを巻いてラインと樹皮の保護に務めてください。(木の種類によっては倒木する恐れもあります。例えば桜など)

公園等の公共の場所で設置する場合は人、自転車、車などの通る動線に設置しないこと。
また、設置したままその場を離れないこと(トイレなど短時間の場合でも)

屋外で設置する場合は、公園事務所への許可または同意を得てやる事を推奨しています。また他の公園利用者へ挨拶説明等を行う事でスラックラインへの関心や理解をえることができます。(クレームや注意されてしまうと今後スラックライン禁止といったことにも繋がります)

スラックラインの設置方法

スラックラインの設置方法について、日本スラックライン連盟公式サイトを参考にしてください。

日本スラックライン連盟(JSFED)

日本で最も歴史のあるスラックライン団体である。200名を超えるインストラクターを育成し、主催の大会なども開催されている。安全管理・教育部門・競技部門等様々な視点よりスラックラインの普及活動を行なっています。
連盟より依頼され愛知県周辺でも検定会なども開催しています。

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